「ヤッショ、マカショ!」
山形の夏は、花笠を手にした踊り手たちの威勢の良いかけ声と華やかな踊りで賑わいます。
今回は山形花笠まつりの魅力と2016年の日程、観光情報をご紹介します。
山形花笠まつりとはどんな催し?
最初は昭和38年に、蔵王夏まつりのイベントの一つである「花笠音頭パレード」として登場しています。その後昭和40年からは「山形花笠まつり」として独立し、現在のように市内のメインストリートで催されることとなりました。
祭りの名前にもあるように、花笠を操りながら踊るのが特徴で、踊り手達は躍動感溢れる見事な笠回しを披露してくれます。
山形市の”市の花”といえば「最上紅花(もがみべにばな)」ですが、花笠の花も紅花があしらわれたもので、祭りのシンボルとなっています。グループごとに統一された衣装もそれぞれが華やかで、手に持った花笠の紅色をより引き立ててくれます。
こうした特徴から「フラワーハットダンス」とも呼ばれています。
踊りの形態も時代と共に進化しています。昔は集団の統一性に重きを置いていましたが、現在では華麗な正調女踊り・勇壮な正調男踊り・ダイナミックな笠回しなど、多彩な踊りを楽しむ事が出来ますよ。
お祭の3日間で総勢約1万3千人もの踊り手(約150団体)が参加し、洗練された踊りで観客を魅了していきます。
■飛び入り参加で祭りを体感しよう♪
踊りが主体のイベントでは、参加して一緒に踊るのが一番盛り上がりますね。山形花笠まつりでは、1日に2回、飛び入りするチャンスがあります。一つは祭りが開始された直後の18時からの約30分。ゴール地点の市役所前エリアで行われる輪踊りに参加することができます。
もう一つのチャンスがパレードの最後尾に飛び入り参加する方法です。「飛び入りコーナー」と書かれたプラカードが目印になっています。
ぜひ参加して、踊りの楽しさを体感してください。
山形花笠まつり 2016年の日程は?
【開催日時】
2016年8月5日(金)・6日(土)・7日(日)
18時から21時30分頃まで
【開催場所】
山形市十日町~文翔館前(国道112号線)
メインストリート1.2kmの直線コース
【交通アクセス】
・公共交通
JR山形駅から徒歩で約10分
【お問合せ】
山形県花笠協議会
TEL:023-642-8753
山形花笠まつり 観光に適したバスはある?
■昼は観光を楽しむ
山形花笠まつりは3日間とも開始は18時からなので、昼間は中心街の観光を楽しむのもいいですね。JR山形駅の東口から「中心街100円循環バス」が走っているので、歴史的建造物や観光施設を見て周るのに便利です。
バスの運行時間は9:30~18:30、料金は100円(障がい者、小学生までは無料)となっています。
・山形駅
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・センタービル前
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・山形城三ノ丸跡
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・十日町紅の蔵前
徒歩1分で「山形まるごと館 紅の蔵」
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・中央郵便局前
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・本町
徒歩3分で「山形まなぎ館」
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・七日町
徒歩1分で「山形屋台村 ほっとなる横丁」
徒歩2分で「七日町御殿堰」
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・旅篭町二丁目
徒歩5分で「山形県郷土館 文翔館(旧県庁)」
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・旅篭町四辻
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・霞城公園前
徒歩1分で「最上義光歴史館」
徒歩2分で「山形美術館」
徒歩5分で「山形城跡二の丸東大手門」
徒歩8分で「山形市郷土館」
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・NHK前
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・すずらん街
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・十字屋前
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・山形駅
JR山形駅の改札口を出ると、右手に案内所があります。散策マップも置いてあるので、それを参考に散策プランを練ってもいいですね。
■花笠サマーフェスティバル
毎年8月4日には、花笠まつりの前夜祭として、「花笠サマーフェスティバル」 が開催されています。商店街参加の”花笠バザール”と、山形県の特産物が集まる”観光物産市”が楽しめます。場所は花笠祭りと同じ十日町から文翔館前までのメインストリートで、露店や出店が立ち並び多くの人で賑わいます。
山形名物「玉こんにゃく」や「どんどん焼き」も売られていますよ。山形県自慢の特産品が一堂に集まるサマーフェスティバルで山形の食と文化を堪能しましょう。開催時間は毎年11:00~19:00です。
■東北四大まつり
花笠まつりが開催されるのと同じ時期に、仙台、青森、秋田でもお祭が催されていて、「東北四大まつり」と呼ばれています。それぞれのお祭を観て周って東北のお祭り巡りをしてみるのも楽しいですね(^^)日程は下記の通りです。
8月6日から8月8日(3日間)
青森ねぶた祭
8月2日から8月7日(6日間)
秋田竿燈まつり
8月3日から8月6日(4日間)
山形花笠まつり(3日間)
8月5日から8月7日
まとめ
花笠パレードのゴール地点である文翔館前では、イルミネーションのアーチが設置されています。お祭の雰囲気を盛り上げてくれるベストスポットとして人気ですよ。
昼は観光を、夜は踊りを楽しんで、山形の文化を満喫してみてはいかがでしょうか。
東北四大まつりの一つ、山形花笠まつりをご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)