「子供が言うことを聞かなくて困る」
子供に頼み事をすると嫌な顔をされ、宿題をするよう声をかけると「うるさいな~」とあからさまに反抗される。
これだとこちらも疲れてしまいますね。
今回は、そんな時の対処法として役立つかもしれない、簡単な言葉の言い回しテクニックをご紹介します。
子供が言うことを聞かない時の対処法
子供が言うことを聞かない時の対処法として、
「2つの指示(命令)を連続して言う」
という言葉のテクニックを使ってみてはいかがでしょうか。
これは”二重命令”というもので、あなたの指示を聞いた相手の反応を良くすることができます。
人は誰でも、指示をされると無意識に「言うことを聞くもんか」という”反発する気持ち”が生じるようになっています。
これは人間のもつ習性なので仕方のないことですね。
息子さんにしても、「なぜか分からないけど、ママに頼み事をされるとつい逆らってしまう」と戸惑っているのかもしれません。
そこで、この無意識の反抗心を和らげくれる二重命令の出番です。
指示を1つではなく、2つにして連続して言うことで相手のリアクションが良くなるんです。
あまり反抗心が起こらず素直に受け入れてくれる可能性が高くなります。
言うことを聞いてくれるかどうかは分かりませんが、
息子さんが受けるあなたの印象は間違いなく
前よりも良くなるはずです。
子供の無意識の反抗心を和らげて楽しい親子関係を
例えば、
テレビを見ている息子さんに部屋の片付けをさせたいときは、
(☓)「部屋を片付けるのよ」
↓ ↓ ↓
(◯)「テレビを見てから部屋を片付けるのよ」
と言い方を変えるだけです。
内容は同じことなんですが、わざと「テレビを見なさい」と「片付けをしなさい」という2つの指示に分けて連続して言うことで、相手の反応が少し変わるはずです。
これは、一つ目の指示に対しての反応が起こるよりも早くニつ目の指示を受けることで、自然と湧き起こる反抗心を弱める効果があるのではないかと思います。
もちろんこれで息子さんが必ず部屋の片付けをするようになるわけではありません。
ですが、”息子が受ける母親への印象”は以前よりも良くなっています。
(☓)「食事の準備を手伝ってね」
↓ ↓ ↓
(◯)「こっちに来て食事の準備を手伝ってね」
なんかも良いですね。
頼み事をしようと声を掛ける前に、指示(命令)が二つになるように言葉の使い方を少し工夫するだけです(^^)
(「こっちに来て」+「食事の準備を手伝って」)
それは、見た目では分からない小さな変化かもしれません。
でも、コミュニケーションは毎日の積み重ねですから、長い目で見ると効果は大きく現われてくると思いますよ。
もしかしたらそのうち
「そういえば最近は前より言うことを聞くようになったかも」
「話しかけてくれることが増えた」
といった変化が起きるかもしれませんね。
ぜひ試してみてくださいね(^^)
まとめ
今回は子供が言うことを聞かない時の対処法として二重命令という言葉のテクニックをご紹介しました。
二つの指示(命令)を連続して出すことで、相手の無意識の反抗心を抑えて反応を良くする方法です。
息子さんは母親に頼まれ事をされても以前ほど反抗心が起こらないのでイライラが減ります。
あなたも息子さんの反応が良くなればイライラが減ります。
ちょっとした言い回しのテクニックですが、親子のコミュニケーションを良好にするために役立つのではと思いました。
どんなシチュエーションでも使えると思いますので、たくさん試してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)