体と身体のニュアンスの違いとは?使い分けが気になる!

「カラダ」という言葉を聞いたとき、あなたは「体」と「身体」のどちらを先に思い浮かべますか?

私は「身体」を思い浮かべます。

どちらも日常で頻繁に目にする漢字ですよね。


私の場合、普段は「体」と「身体」を何気なく書き分けていますが、「どう使い分けているの?」と改めて聞かれると、

「ちょ、・・・直感で!?」

としか答えられませんでした^^;


こうして「使い分け方はどうなっているのだろう?」と興味が出てきたので、体と身体のニュアンスの違いを調べてみました。

スポンサードリンク

体と身体のニュアンスの違いとは?

疑問

「体」と「身体」のニュアンスの違いを調べてみると、意味はほとんど同じだったのですが、それぞれのニュアンスの違いはかなり明確になりましたよ。


私が体と身体の違いをコンパクトにまとめてみると、次のようになりました。

「体」⇒生物を物質として捉えて表現したもの

「身体」⇒心・精神を含めた人間の心身を表現したもの

「体」は、私たち人間や他の生物も含めて、純粋に肉体だけを示しています。

それに対して、「身体」は人間のみに使用する表現で、内面を含めた表現として使うことができます。


では、「体」と「身体」それぞれをもっと細かく見ていきましょう。

体のニュアンスと使い分け方

「体」という漢字の成り立ちを調べてみると、次のように書かれていました。

からだ【体】
「から」は「なきがら」の「から」と同義。「だ」は接辞

新明解国語辞典 第七版 小型版より引用

「なきがら」とは「亡骸」つまり心や精神のない肉体のことです。

現代では「体」は主に生きている状態を指しますが、昔は違っていたんですね。


そして、「体」という漢字は人間だけでなく動物など他の生物にまで使用することができます。

なので、
「昆虫や動物の肉体を表現したいときは”体”の漢字を使う」
という使い分けができますね^^

スポンサードリンク

身体のニュアンスと使い分け方

これまで「身体」は当たり前のように「からだ」と私は読んでいましたが、調べてみると「しんたい」が正式な読み方であることが分かりました。


確かに、「身体検査」は”からだ”ではなく”しんたい”ですよね。


一般の社会生活で漢字使用の目安となるのが「常用漢字」ですが、

常用漢字では体を「からだ」、身体を「しんたい」と読むのが正しい使い方となります。

なので、公的な場面で文章を読むときは、常用漢字のルール通りに読むように意識しておきたいところです。

・・・でも、日常会話でも身体を「しんたい」と読むようにすると、何だかよそよそしい話し方になってしまいそうですね^^;


また、冒頭で”「身体」は心・精神を含めた人間の心身を表現したもの”とお伝えしましたが、これに関しては「身体」の”身”の文字が大きく関係しています。

「身に染みる」や「身につまされる」といった慣用句を見てみると、肉体だけでな気持ちや感情も含まれていることが分かると思います。


それからもう一つ、”身”を使って立場や地位も表現することができますよね。

例えば、「身を立てる(立身出世)」、「身に余る」などがあります。

あと、
「身」の成り立ちは、
女性が身籠ったところを表現しています。

そう言われてみると、お腹を抱えている姿に見えてきたかも・・・^^

そこから、”立場”のような肉体以外の要素も含むようになったのでしょう。

こうしてみると、「身体」という漢字を使ったほうが人間らしさを存分に表現できそうな気がしてきました。

「風邪引かないように気をつけて、身体を大事にね」など、相手のことを思いやるときにはぜひ使いたい漢字ですね。

まとめ

今回は、体と身体のニュアンスの違いを調べてみました。

「体」は単に肉体だけを表現したもので、「身体」は肉体だけでなく心や精神も含めた表現になる。

・・・と、かなり明確にニュアンスの違いがあることが分かりました。

改めて考えてみると、
確かに「身体」と書いたほうが気持ち的な温かみを感じるかも!

そんな気がしてきました。

それに、これからは自信を持って書き分け・読み分けができそうです^^


いつものクセで、公的な場で身体を「からだ」と読まないよう気をつけたいですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク